ウェブマガジン CM Funコラム

みどりなす練馬。
自治体CMは、市民参加がカギ!

岡田直也

東京23区で、緑におおわれた面積の割合NO.1なのが、練馬区。
そこを一点突破した、わかりやすい「アイデンティティづくり」ですね。

練馬区 Yori Dori Midori 練馬(よりどりみどり練馬) CM(60秒) (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
自治体の広報活動のなかには、
ちょっと背伸びしすぎたり、過去と断絶した新しいテーマをぶちあげたり、
といったタイプのものが時折り見かけられるけれど、
そういうのって、浸透させるにはかなりの体力がいるし、
なにより、地元の共感を得られずじまいになったりします。

でも練馬区の場合は、過去からちゃんとつながってる。
かつてはのどかな田園地帯。
「練馬大根」に代表される、純農村だったわけです。
そのDNAが、しっかり生きている。ぼくは、そう見ました。
こういうことって、とてもたいせつ、と思うんです。

さらに、いいなと思ったことがあります。
それは、「よりどりみどり」のキャッチフレーズ。

この一行で、練馬区というものが、
区民ひとりひとりのレベルに、ふっと下りてくる。
区民の当事者意識が、ぐっと高まるんですね。
そして、その狙いどおりの、住民参加型のCMができる、というわけです。

一見、さりげない、どこにでもありそうな表現に見えるけれど、
じつは、きちっと計算されている。
プロモーション全体が首尾一貫しているのにも、好感がもてます。

ぼくの自宅は世田谷区なんですけれど、
緑被率NO.2のウチの区だと、どんなふうになるんだろう?
なんて考えたりもします。
世田谷は、こんなふうにはまとめられないなあ。
じつに雑多、いろんな要素ごちゃまぜの区だからなあ・・・。

そうは言いながら、なんだけど、
かつて「豊島園」の広告を担当していたことは、大きいわけで。
世田谷に籍をおく身でも、練馬には少々肩入れしてしまいますなあ。

練馬区 Yori Dori Midori 練馬(よりどりみどり練馬) CMメイキング(ショートバージョン) 180秒 (詳細)

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    • Yori Dori Midori 練馬
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HA
面白い!
好き!
感動!
がんばれ、練馬!
他の区も、ちゃんとしたアイデンティティをつくりましょう!
あ、ぼくがやっても、いいですよ・・・。

(CM Fun編集長 岡田直也 執筆)

執筆者:

岡田直也

CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は 勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。 そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。 それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。 些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。 そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。 ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

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