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進研ゼミ+は、「ベネッセ+」。

岡田直也

ベネッセ「進研ゼミ」が、新しいサービスをスタートさせようとしています。
名づけて、「進研ゼミ+(プラス)」。
公式リリースには、「進研ゼミ」開始以来の最大リニューアル!
の文字が躍ります。

ベネッセ 進研ゼミ+ 進研ゼミプラス「スタート」編(30秒) CM (詳細)

  • 広告主
    • ベネッセ
  • サービス
    • 進研ゼミプラス
  • ビュアー
    • 11,119
HA
面白い!
好き!
感動!

とても意欲的な取り組みだと思われるので、
「たまひよ」ローンチはじめ、長年にわたり制作を担当させてもらった、
ベネッセさんに敬意を表し、ぼくがひととおり解説しようと思います。

まず、教材。
それぞれの学習スタイルに合わせて選べるように、
紙のテキストを中心にしたコースと、
新しいメディアとしてiPadを活用するコースの2つが、用意されます。
さらに「赤ペンコーチ」(赤ペン先生の進化形?)が、
一人ひとりの状況を見守り、個別のサポートを徹底させるのも、
大きな強みのようです。

したがって、カリキュラムもすべて、個別対応。
このプログラミング、すごくタイヘンな作業、なんじゃないかな。

さらに、「誤答」への対応のしかたが行き届いてる、という話も。
過去の膨大な実例をもとに、
「ここで間違えた。じゃあ、どこに戻ったらいいか」を、
カンペキに導き出すことができる。
ここは、いままでの実績のなかで蓄積されたノウハウのたまもの。
ぽっと出の塾なんか、とてもかなわないところ、なんでしょうね。
 
ちなみに、来年4月の開講に向けて、
「100万人体験キャンペーン」を展開中。
実際に見て、さわって、新サービスを実感することができるのですね。

ツールやメディアは、日進月歩。
でも「まんなか」はあくまで、「個別サポート」。
どんなに会員が多くなっても、ここだけは譲れない。
それがベネッセの真骨頂、と見ました。
くだんの体験会、そんな「こころ」も伝えてゆく、いい機会です。

・・・どうやら、内容としては、とても濃い。
でもこれ、CMでどうやって伝えるの?
伝えられっこ、ないですよね。
まあそこが、TVCMの明らかな限界なわけで。
くわしい内容の紹介は、HPや会員向けDMに任せ、
前出のキャンペーンで全国をカバーしつつ、
15″と30″ではティーザラスな表現に徹する。
それしかないんですよね。
あとはCMの流しかたを工夫して、
ターゲットであるティーンになんとか興味をもってもらう。
うん、現状、そうなりますね。

少子化が進行する環境下、
教育関連の広告主がしのぎを削る時代。
新興勢力もいろいろ台頭してくるなかで、
いまや老舗となった進研ゼミが、
その強みをいかんなく発揮できるかどうか。
ここは、注目してゆきたいと思います。

以上、今回はちょっと「おすまし」した、
岡田編集長でした・・・。

(執筆者:CM Fun編集長 岡田直也)

執筆者:

岡田直也

CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は 勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。 そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。 それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。 些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。 そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。 ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

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