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女房の「理想」と「現実」。
~昭和歌謡とデスメタル~

あゆみ

先日、岡田編集長(通称・おかへん)が面白いコラムを書いていました。

■女性たちに、憶えてほしい言葉。それが「ダブルスタンダード」。

「男発想のほんとうのところが、棚上げされてる」
なるほど確かに…。われわれ女性が声を大にして
伸び伸びと言いたいことを言うようになりつつある反面、
「うわこりゃ黙っとくか…」と首をすくめて隠れてしまう男性の本音、
かなりありそうですね。

ネットなんかでも、実生活では隠れて抑えられていたその本音が
ものすごいキツいかたちで女性にぶつけられたりしていて、
時折「こわっ」と思ったりします。

男性は常にふたつのスタンダードを使い分けている。
いやこれほんと、(特に若い女性は)キッチリ学習した方がいい。
いいとか悪いとかじゃない。男は本当にダブルスタンダードだ!と。

私も多くの人生授業料を払って痛いくらい学びましたわ(笑)
独身男たちの裏と表。そして既婚者の裏と表。
なぜかみんなそこをあけすけに見せてくれるので、私は

「男をもろ手あげて信用するな。ただし彼らは狡猾ではない。
 本音と建て前、嘘と本当はとても分かりやすいから
 女はそこを目ん玉見開いて見極めるべし」

という身もフタもない教訓を持っていたりします(笑)

…このままだと「男の裏と表・全解説」とかに突入しそうなので
この話はこのへんにしときますが、
「女性を応援する機運が高まりつつある時代だからこそ、
 逆に世の女性たちは、男の本性を知っておくべき、なんでしょう」
おかへんのこの言葉、ほんと肝に銘じておかないとと思います。


さて今回はタイトル通り、女房について。ヨメについて。

おかへんも触れていた「金麦」の壇れいCMが
「男の理想」のひとつのかたちだとしたら、
こちらも、さらにトラディショナルな「理想の女房」、
そして「それに対する男の姿勢」の姿だと思います。

ぬか漬けをつけるひと/おにぎりを握るひと編 (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
このCM、テレビで放映されていた時、観るのがとても好きでした。
ミムラさんが楚々としていて、所作もとても美しいんですよね。

そしてこのCMの肝はなんといっても前川清さんの歌です。

食事の支度をする女房の姿を見ながら、感謝のことばを

 言葉で言えば 消えそうだから
 言おうかな よそうかな

結局、言わないまま黙って食卓につく亭主なのでありました。(たぶん)


しかし結婚して数年経った今では
私もすっかりすれっからしてしまい、
このひとことでツッコミたい。


とっとと言葉で言え!!!!


美しさと優しさに見惚れて照れているその間にも、
あんたの女房はぬかづけ漬けたり、酒とごはんの支度したり、
おにぎり握ったりして、さらにはメッセージカードまで
書いてあげたりして、せっせと働いてんだよ?
手伝わないなら、言葉を出し惜しむな!

…すいません、男の理想を拳で打ち砕くようなこと言った。

いや、昔むか~しのね、
「女房子供は俺が全部面倒見る。その甲斐性こそが男だ」
とかの気概があるならまだ、言葉でうまいこと言わないキャラも
なきにしもあらずなんだけど、もうそういう時代じゃないから
「ありがとう」とフットワークは、ばんばん安売りして!


でも、時代が変わって、こういう「昭和の男ロマン」なCMが
なくなっていくのもさみしいから、お酒業界はこれからも
そこを追求していけばいいと思うし、同時に
「イタリア男並みに華麗に女房を褒め倒す亭主が登場するCM」が
どこかの業界から出てきたら面白いなーと思います。


ちなみに当の女房の「現実」は一体どうなのか。
私はこのバンホーテンココアの限定CMが、それをもんのすごく
リアルに表していると思います。

優しいママが豹変…デスメタルバンドで本気シャウト バンホーテンココアのWEB限定動画<MAMAMETAL>「二度寝」篇、「メイド」篇、「深夜帰宅」篇 (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
地獄の釜が開いたかのような「ボアアアアアア」というデスボイス、
これが見事に女房(ママ)たちの憤りと本音を表現していて、
めちゃくちゃ笑うんだけどその現状には笑えない、
そんな気持ちになります(笑)


男の理想の女房は、昭和の演歌かムード歌謡。
女房の現実は、ヘドバンしまくるデスメタル。


亭主のみなさん、この落差を埋めるなら、
感謝と褒め言葉をストレートに。そして自分で動くこと。

それが「理想の女房」を、実現させる第一歩です(笑)


(執筆者: あゆみ)

執筆者:

あゆみ

博報堂コピーライターからなぜかダンサーに転身。その後 (株)ネットプライス創業時からライター&クリエイティブディ レクターとしてEコマ―スに携わる。日本初の共同購入「ギャ ザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。 「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを15年以上 書き続け、一部にコアなファンを持つ。現在はフリーでライ ティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。

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