ウェブマガジン CM Funコラム

【特集】宮城・雄勝レポート!上

岡田直也

先日、土日をつかって、雄勝(おがつ 現・石巻市)に行ってきました。知り合いが関わるNPO法人の経営する、「モリウミアス」という施設の視察、です。震災後の人口減で廃校となった小学校を改装し、とくに子どもたちのための体験学習の場として、昨年オープンしました。


そこから沢筋を下ったところにある、桑浜集落。湾奥の浜の幅が、50メートルにも満たないような、小さな入り江です。こういう規模の浜が、旧雄勝町だけでもたくさんある。このあたりから北、三陸にかけて、それこそ無数に連なっているわけで。それが、リアス式というものですね。そういうところにも、津波は容赦なく襲いかかったのでした。

波静かな浜小屋で、女性たちがせっせとウニの殻を割り、藻を取り除く。その作業を見学させてもらいました(あ、その場で「生ウニ」も、いただきました!)。細々とではありますが、力強く着実に、生業が営まれているんですね。

復興デパートメントCM

  • 広告主
    • 復興デパートメント
  • サービス
    • 企業CM
  • ビュアー
    • 0
0|0|0
HA
面白い!
好き!
感動!
この映像、とってもリアルですね。ぼくが目にしたものに、すごく近い気がします。もっとも桑浜は、この世界観をさらにコンパクトにした感じ、だったけれども。
それにしてもみなさん、いい顔してますね!


そうなんです。ぼくらは、すこし大きめな湾を抱くところ~気仙沼・陸前高田・釜石などなど~のことは、報道などで見たことがあります。どんな状況になったか、最低限知ってるつもりです。ところが、数の上ではおそらく大部分を占めるであろう、桑浜のような小さな入り江のことは、なにひとつ知らなかった。

住宅が集まる急な小道。ここではとうぜん、避難するのにクルマは使えない。ライフラインが途絶すれば、完全に孤立する・・・当時の様子は、想像するに余りあります。じじつ、この浜でも、多くの方が犠牲になったと聞きました。

でも、現地のNPOスタッフやボランティア、なにより浜の女性たちの、元気そうな姿といったら・・・。「励ましに行ったつもりが、逆に励まされた」とはよく聞く話ですが、あれは本当のことでした! 身をもって、経験することができましたね。

(つづく)

執筆者:

岡田直也

CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は 勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。 そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。 それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。 些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。 そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。 ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

他のコラムを見る

前後のコラム

人気のコラム

最新のコラム

コラム一覧を見る