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オネエたらしめるもの。

東井 崇

札幌の東井です。

夏ですね。 
私にとって、夏といえば、
RISING SUN ROCK FESTIVALの季節。 
北海道が誇る野外音楽フェスです。 
会場の端から端まで歩くと
ゆうに1時間はかかるくらい広大な会場。 
北海道の爽やかな暑さの中、
昼間からお酒を飲んで、音楽を聴くという
最高の夏が今年もやってきた! 
…はずでした。 

今年の開催初日8月12日、
目覚めると豪快な寝ちがえをしていることに気付きます。 
首が痛い、痛すぎる。 
歩くと痛い。座っていても痛い。 
音楽のリズムに乗ると、余計に痛い。 
翌日になるとさらに悪化し、
断腸の思いで、リタイアを決断しました…。 

フェス会場で、一人身動ぎしないで
音楽を静かに聴くその姿はさぞや奇異に映ったことでしょう。 
BABYMETALとかで、ヘッドバンギングしてたら、きっと死んでいました。 
私の半径50センチは、
クラシックコンサート会場に見えたかもしれません。 
「音楽は、首で聴くもの」
と気付いたことが唯一の収穫でしょうか。 

さて、私のどうでもいい近況はこれくらいにして、
今回のCMの話をしましょう。 

ル・トロワという商業施設が、
札幌の中心部、大通にできました。 
2015年9月のことです。 
札幌の人にとっては、
もともとマルサ(伊丹十三監督のアレではありません)とか、
ヴィトンのビルだった場所というほうが馴染みはいいかもしれません。 
その開業告知CMです。

札幌大通西1丁目「Le trois ル・トロワ」2015年9月12日OPEN テレビCM30秒Ver. (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
そして、春のフェア告知。

『春こそル・トロワでキレイになろうFair』 札幌大通西1丁目 Le trois(ル・トロワ)テレビCM15秒Ver. (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
このCMを、なぜ今頃取り上げたのかというと、
先日東京で某コピーライターの方にお会いしまして。
その方、あの超ヒットCMの制作スタッフとして、
今や飛ぶ鳥落とす勢いの方なのですが、
実はこの制作に携わっていたと聞きました。
東京の代理店が手がけたそうです。
どうりでOA当時、札幌で周りの人に、
「あのCM誰がやったの?」と聞いても
誰も知らなかったわけです。
そんな話を聞いて、改めて見てみようかなと思って
取り上げてみました。
(ちなみに、その人からは詳しい制作の話は聞いておりません)

このCM、なぜオネエがナレーションなのか。
ググると、
「ル・トロワ CM 声」で検索候補が出てくるくらいですから、
視聴者も気にはなったようです。
良くも悪くも。
推測するに、色々な制約があって、
声をCMの勝負どころにしたのでは。
フックとして機能させるために、
オネエを起用したと思われます。
イラストも、これどなたが描いてるんだろうなぁ…。
東京の方でしょうか。
ご存知の方いたら、情報をお寄せください。
著名な方だったら、すいません、私の勉強不足です。

しかし、ここでふと気が付きました。
どこにもこの声の持ち主が
オネエであることの確証はないわけです。
実際のところはどうなのでしょうか。
私たちが「この声、話し方は、オネエだ!」
であることを認知する、一定の要素がきっとあるんでしょうね。
声色とか、言葉遣いとか、イントネーションとか。
TVに出ているオネエと言われる皆さんも、
話し方が似てますよね。
なんででしょう。
考え始めると、興味はつきません。
東京以北、最大の歓楽街ススキノにも、
オネエさんがやっている飲み屋とかあるはずですが、
未踏の領域です。
(知り合いにはそういう方、何名かいるのですが)
案件に応じて、様々な“声色”でコピーを書くことが求められる
コピーライターとして、勉強のために、
勇気を持ってその一歩を踏み出したほうが良いのでしょうか。 

いや、その前に、まず首を治したいと思います。

執筆者:

東井 崇

1977年富山県生まれ。岐阜県出身。札幌在住。 リクルートメディアコミュニケーションズ、電通北海道を経て、 2012年に独立。現在はフリーでコピーライターをやっています。 なんだかんだで広告が好きなようです。 とはいえ、地方なので、広告に限らず仕事の守備範囲は広め。 人生で初めて飼った猫を溺愛する日々です。 www.takashitoi.com

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