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夏の終わりは、映画がいい。

ビスコチ

8月も最後の土日。9月に入っても、変わらない暑さがうなされることはわかっていないがらも、この時期を“夏の終わり”と表現したくなるのは、なぜでしょうか。きょうもあしたも、各地でお祭りが開催されるけれど、7月後半や8月前半時には存在していた、爽やかさや高揚感みたいな気持ちは減っていっている、そんな気がします。


もし、地に足着いた、そんな落ち着いた気分なら、映画はどうでしょう。まったり観ながらも、あまりの迫力に興奮したり、繊細なストーリーに心動かされたり、シンプルに楽しかったり。


この8月後半に公開された、注目の映画、予告リレーをしていきます。

「君の名は。」予告2 (詳細)

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『君の名は。』

『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』で知られている新海誠さんが監督をつとめる作品。出逢うはずのない、東京に住む男子高校生と、田舎に住む女子高生。存在すら知り得ない2人が観てしまった、お互いが入れ替わる“不思議な夢”。

そして、それが夢ではなく、現実であったこと。そして、なぜだか互いのことがわかりはじめていくこと。そんな相手を探しにいくこと。未知の世界に尾を引かれるように、追いかけたその先にあるものとは。リアルな風景描写、人間、社会の模様から味わえる「日常」。それに地続きで繰り広げられる「ファンタジー」に浸れます。

また、監督がこの映画のプロモーションの一環でラジオに出演した際に言っていた「ミュージカルのつもりでいいと思った」「洋次郎さん(テーマソングを担当したRADWIMPSのボーカル)が3つめの声」「音楽をキャラクターの声とか気持ちを完全に代弁する存在に」といったように、音楽そのもの、音楽と映画の関係性にも、つくりての思いの丈や覚悟、可能性を見出しており、大きな見所となっています。

映画 『ゴーストバスターズ』予告1 (詳細)

  • 広告主
    • SONY Pictures
  • サービス
    • ゴーストバスターズ
  • ビュアー
    • 239,985
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つづいては、『ゴーストバスターズ』。新生ゴーストバスターズとして再起動しました。なんと世界を沸かせたのは、およそ30年前にも遡ります。筆者は、まだ生まれていませんので、感覚的には、「なんだ見聞きしたことがあるキャラクターが映画になって登場した」というもの。

しかし、最近行った映画館では、こどもたちが「ゴーストバスターズだ!」とはしゃいでいるのを見て、普遍的に人気者になれる魅力があるのだと認識。


よくよく考えてみると、現実なんだかイメージなんだかわからないような存在のお化けを捕まえにいく、ということが、「Pokemon Go」と共通する感覚を覚えたり、AR、VRのようなもので、この街に落とし込めるのではないかなと想像してしまったり。いまのこのタイミングに公開した意味や前作との社会的な影響の違いなど、そのリアリティも含めて、ただ観ただけで通りすがるようなものではない気がします。


娯楽を求めに、あるいは、豊かな想像性や現実社会との関係の可能性を確かめに、いろいろな楽しみ方が出来そうな映画です。

東宝 「後妻業の女」予告 90秒 CM

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最後に紹介するのは、鶴橋康夫さんが監督をつとめている『後妻業の女』。婚活大国ニッポンと捉え、独身が多い、1人暮らしが多い、結婚相談所の多さ、利用者数の多さを突いて、予告を組み立てていっています。

そこで繰り広げられるのは、寂しい男性をたぶらかし、財産を巻き上げる”後妻業”を主人公とした物語。その行為自体や、実際に事件を起こすシーン、色仕掛けや濡れ場など、本来重いものを軽くするようなコミカルな描き方が印象的です。だからこそ、適度な距離感観れる映画となっています。

この映画を観た後に、生活に引連れていくものは、警戒心なのか、悲しさなのか、ぬくもりなのか、笑いなのかわかりませんが、その不透明さゆえに、観に行ってみることもいいかもしれません。

執筆者:

ビスコチ

2013年、とあるCMの満島ひかりさんの珠玉の表情と映像のパワーにやられた「運命の日」。これを機に、CM(満島ひかりさんにも)のめり込む。都会の喧噪にある大学に通いながら、CMの1コマ1コマに一喜一憂しています。CMの他にも、ラジオ、眼鏡、自転車、漫才、コントが大好き。

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