ウェブマガジン CM Funコラム

メトロはやっぱり、すすんでる!?

岡田直也

「メトロは、すすむ、すすめる」。 
東京メトロってのは、洒落たコミュニケーションが上手だなあ、
とつねづね思っていましたが、最近も、こんなシリーズ、やっていたのですね。

東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge28_麻布十番駅/浪花家総本店」篇 (詳細)

  • 広告主
    • 東京メトロ
  • サービス
    • チャレンジ!Find my Tokyo.
  • ビュアー
    • 35,919
0|0|0
HA
面白い!
好き!
感動!
なぜ上手なのか? ひとつには、通常盛り込みたい要素を、大胆にはぶいているところです。 
駅構内のデジタルサイネージ用に作られた、ということを差し引いても、
地下鉄・駅・出入り口とか、また商店街とか、店の外観とか、そういう説明っぽい絵は、皆無。 
カメラはひたすら、石原さとみさんのみを追いかけている。そこがいいと思う。 
むしろTVCMでも、じゅうぶん通用するんじゃないかな。 
というか、広告主の自己満足のための「アレも、コレも入れろ」ばっかりのCMシーンへの、強いカウンターにさえ、なるんじゃないかと思うのです。  

このシリーズには、以下のようなものもあります。

東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge07_清澄白河駅/コシラエル」篇 (詳細)

  • 広告主
    • 東京メトロ
  • サービス
    • 企業CM
  • ビュアー
    • 12,523
0|0|0
HA
面白い!
好き!
感動!
東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge07_清澄白河駅/コシラエル」篇

東京メトロ【スペシャルムービー】Find my Tokyo.「Challenge33_広尾駅/香林院」篇 (詳細)

  • 広告主
    • 東京メトロ
  • サービス
    • Find my Tokyo.
  • ビュアー
    • 31,592
0|0|0
HA
面白い!
好き!
感動!
上手なポイントその2は、「カメラの位置」。 
石原さとみさんの視線が向かうのは、手前ななめ45°。 
ということは、この映像を見るひとは、
あたかもその場に居合わせているような、
禅師や店のひとの横にならんでいるような感覚をおぼえるのです。 

比較的長回しの撮り方と相まって、このカメラアングルが、
よくありがちな「やらせ感」を消したのでは、と思います。 
もちろん、石原さとみさんのアドリブも冴えていたんでしょう。 
彼女、ノッて演ってる感じ、ですものね。 

ただ惜しむらくは、“Find my Tokyo”ではなくて、
なにか、日本語で確かな一行がほしかった。 
紹介するネタは、新しいものというより、
伝統的で文化的なものが多いので、
そこと響きあうコピーワークが必要だったのでは、と思います。 

それから、作品によって出来・不出来の差がちょっと大きいかな。 
まあ、数が多いんで、それはしょうがないことなんだけど。 

・・・おっと、今回はかなりまっとうに、「広告批評」してみました・・・

執筆者:

岡田直也

CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は 勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。 そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。 それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。 些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。 そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。 ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

他のコラムを見る

前後のコラム

人気のコラム

最新のコラム

コラム一覧を見る