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中古軽自動車のシズル。

東井 崇

札幌の東井です。 

私、車の買い替えを検討中です。 
現在の愛車はFF車(前輪駆動車)。 
昔乗っていたのもFFだったし、
北海道でも飛ばしたりしなければ
雪道だって大丈夫だろうと高をくくって買ったのですが、
まあ、雪が積もる冬場は、滑るわ、埋まるわで、
身の危険を感じておりました。 
決して儲かっているわけではありませんが、
健康なカラダあってのフリーランス。 
やむなく、買い替えようと物色している最中です。 
ええ、やむなくです。 
あとは、妻の最終許可が降りるかどうか。 
この話を妻に切り出すときが、
一番身の危険を感じる瞬間なのかもしれません。 

そんな気分の時、やっぱり車の広告に目が行くものです。 
海外の車とかレク●スのCMとか見ていると、
「これ、どのくらい制作費かけてるんだろう」
みたいなものとかありますよね。 

そこで今回は、
広い意味で同じ車の広告、ということで、
中古軽自動車を販売している
軽自動車館のCMをご紹介します。 

3タイプあるのですが、
すべて同じ歌を歌っているということで、
メッセージとしては同一です。

軽自動車館 CM合唱団篇 15秒 (詳細)

HA
面白い!
好き!
感動!
まずは、合唱団ものです。 
なんでしょうか、この雰囲気。 
このCMに限らず、
合唱団の子どもたちの一生懸命さを見ると、
なんとも言えない気持ちになるのは、どうしてでしょう。 
スポーツを一生懸命やっているのとは違う、
何かを感じるのですが。 

そして、バンド編成もののこちら。

軽自動車館 CMミュージックビデオ篇 15秒 (詳細)

HA
面白い!
好き!
感動!
タイトルがミュージックビデオ篇となっており、
それ風な舞台設定、それ風なカメラワークです。 
ところでミュージック“ビデオ”って言って、
若い子たちに通じるのでしょうか。 
ビデオ使ったことがない子とかも多いでしょうし。 
ビデオとか、カセットとか、MDとか、
ステレオコンポとか、ダビングとか知らないのか、
今の子たちは…(遠い目)。 

そして、歌を歌う場所といえば、ってことで…

軽自動車館 CM銭湯篇 15秒 (詳細)

HA
面白い!
好き!
感動!
銭湯が舞台です。 

補足しますと、
覆面をかぶっているのが軽自動車マンという
キャラクター(?)のようです。 
過去、彼を主役にしてシリーズCMを展開しておりました。 
軽って覆面に書いてあるわりに、
重そうなのは、きっと狙いですよね。 
(中の人、面識のある方です) 

当たり前の話、商材の性質を考えれば、
リッチで予算かかっている風のCMではなく、
チープ(失礼)なCMが理にかなっているはず。 
だって、そっちのほうが車が安そうですから。 
中古車の広告としてのシズルとでも言いましょうか。 
ただ、「安かろう悪かろう」ではなく、
「安いんだけど、質はいいよ」
っていうことを伝える必要があります。 
そこで必要なのが、今回のように、
さまざまな人達がコマソンを歌うというアイディアだったり、
制作の手間のかけかただったりするのかなと思うわけです。 

ターゲットにとっては、
ベ●ツやB●WのCMよりも、
こっちのほうが頭の中に残っているのかもしれない。 
広告というフィールドにおいては、
商品なりにふさわしい闘い方があるなぁと
このCMを見て思いました。 

さて、妻に車をプレゼンするための企画書でも作るか…。 
コピーライターにはコピーライターなりの
闘い方があると信じて…。 

(執筆者:東井 崇)

執筆者:

東井 崇

1977年富山県生まれ。岐阜県出身。札幌在住。 リクルートメディアコミュニケーションズ、電通北海道を経て、 2012年に独立。現在はフリーでコピーライターをやっています。 なんだかんだで広告が好きなようです。 とはいえ、地方なので、広告に限らず仕事の守備範囲は広め。 人生で初めて飼った猫を溺愛する日々です。 www.takashitoi.com

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