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女の合い言葉、「ナオミナナオ」。

あゆみ

最近、「とにかくCMで何度も出会う、気になる女」がいる。

ちなみに、広瀬すずや石原さとみや宮崎あおいのことではない。 
もちろん彼女たちもCM人気が高いけど、個人的にそれらは
まるで美しい風景のように目の前を彩り、通り過ぎて行く。 
そうではなく…何というか
「同性としてグッと掴まれる個性を持っている女」たちがいるのだ。

その2トップが、渡辺直美と菜々緒。

この2人を観ていると、
事件だの炎上案件だのでここんとこ(今に始まったことじゃないけど)
「ぬあーー、女性を取り巻くイヤなニュースが多いな!」と地団駄踏む心が
少しほどけて、わくわくするような気持ちになる。

彼女たちはいま、CM女王と呼んでもいいくらいの売れっ子ぶり。
いくらでもCMを挙げられるのだけど、ここでは厳選して2本ずつを。

まずは菜々緒さんから。

オープンハウス TVCM 犬のジョンシリーズ 「入居」篇 15秒 (詳細)

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オープンハウス TVCM 犬のジョンシリーズ 「入居」篇

TVCM │ auライフデザイン「プロポーズ」篇 (詳細)

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    • 717,375
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2本とも「二面性のあるドスと策略の効いた悪い女」として
個人的に大好きなCMだ。 
利用できるものはうまーく利用し、本性を見せてもいい相手には
思い切り牙をむいて腹黒く笑う姿がウヒョー!って叫びたいくらい格好いい。

ボソッと吐く「うるせんだよ」。 
腹の底からの「住み込みで働くってよォ!!」。 
ドスの効いた低音がこんなに似合って、かつ品が悪くならないひと、
最近ではなかなかお目にかかれないよ。菜々緒さま最高…。
そういえば先月書いたコラム「誰が為に『キレイ』は在る?」でも
(https://cmfun.net/features/713)私は彼女のパンテーンのCMを絶賛していたな…。

さて次は渡辺直美さん。

「いろんなジブンを楽しもう」篇 (詳細)

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    • 企業CM
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スミノフ いろんなジブンを楽しもう」篇

日清食品 カップヌードルライトプラスCM 「バーニャカウダ 篇」 15秒 / 渡辺直美 (詳細)

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アフラックの、西島秀俊の可愛い妻役として
意外と違和感のない直美もよかったけど、
やはり彼女の真骨頂はこのファッションアイコンぶりだ。

どんなに奇抜な格好をしても、彼女はそれを自分のものにしてしまう。
最初のうちはCMでも笑いをとるかぶりものが多かったけど、
最近ではもはやファッショニスタ。「モード」な存在感すらある。
彼女のインスタグラムが若い子の間で「すごくお洒落」と話題になるのも納得。

最初にビヨンセの物まねを見た時は単純に爆笑したけど、
もはやセクシーで格好よく見えてくるもんなあ。

そして、なにげに声がすごく美女。 
どちらのCMもそれがよく分かる。

(三枚目だけど声が二枚目の人は絶対人気が出ると私は思っています。
古くは渥美清、最近ではトレンディエンジェルの斉藤さん)


さて、一見正反対のこの2人。
共通点は「圧倒的に同性ウケがいい」こと。 
そしてご本人たちがそれをとてもよく分かっていて、
そこにうまく狙いを定めて活動している感じがすること。

その理由は何なのか。 
CMやメディアでのイメージで共通しているなと思ったことを羅列してみる。

・はっきりモノを言う 
・メイク映えするはっきりした顔 
・メイクもファッションもきっちり盛っている 
・表情が豊か。えぐい表情もできる 
・外見が特徴的でアイコンになりやすい(ぽっちゃり、長身) 
・意外とニッコリ微笑まない。笑う時は「ニヤリ」 
・女に嫌われなそう。でも集団ではつるまなそう 
・媚びない。だけど狙った獲物は落としそう 
・男ウケ好感度(ゆるふわ)で攻めていない 
・ぱっと見の男ウケは悪そう。でもモテそう 

そしてとにかく、2人とも威風堂々としている。 
異性や世間からの無言の圧力に縛られることなく、
胸張って楽しそうに闊歩してる。

そんなのびのびした雰囲気が真っ先に同性に支持されるのだろう。
彼女たちをCMに使う企業は、きっとそれを感じている気がする。


私はこの2人のこのイメージに、
これからの女性のスタイルのカギがあると思うのだ。

もちろん2人のように濃く、思い切ったキャラにはなれないかもしれない。
だけど「むやみに空気を読むことなく、自分の好きなスタイルで
堂々と、胸を張って歩く」ことは、できるようになるのではないだろうか。


古くさい、都合のいい捉え方。
時にお飾りのような、時に玩具のような、扱われ方。
女性に対するそういう慣習はまだまだ根強く残っている。

だけど私たちは、例えばこんな女になっていこうよ。

異性が、世間が求める「理想」が自分にとって居心地悪く
しっくりこないなら、もう合わせる必要はない。
「面白い」でも「変人」でも「気が強い」でも
「引っ込みじあん」でも「オタク」でもいいよ。 
それが私ですと、好きなものを好きだと言って生きたいんですと、
自分の個性を活かして、胸張っていこうよ。

執筆者:

あゆみ

博報堂コピーライターからなぜかダンサーに転身。その後 (株)ネットプライス創業時からライター&クリエイティブディ レクターとしてEコマ―スに携わる。日本初の共同購入「ギャ ザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。 「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを15年以上 書き続け、一部にコアなファンを持つ。現在はフリーでライ ティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。

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