ウェブマガジン CM Funコラム

見えないモノがみたい?

山本貴代

いつも感じるのですが、コマーシャルって、「何で今、これ見せるのよ〜」っていうのが結構多い。団欒中に生理用品のCMとか、入れ歯のCMとか、キッチンの油汚れのCMとか。「それ今流さないでよお。ご飯中なんだから〜、息子がみているんだから〜」とか思っても、向こうからやってくる。チャンネル変えるか、テレビを消さないと、阻止することはできません。だから、あーと思いながら見てしまいます。
そもそも、テレビって「家族の集客装置」の役目も大きくて、
そしてお行儀は悪いですが、食事しながら見ていることも多いから
そういうことが起きるわけですが、
だから見たい時に見る事ができるCMFunはいいわけで…、
あっ、宣伝しちゃいました。

さておき。
見たいなくモノの中に、かつては見えなかったモノがみえるようになってしまった、いや見せられるようになってしまったということもあります。文明の進化×テレビ。
たとえば、ばい菌やダニのCMがそれです。
今だって肉眼では見えませんけれど、CMだと、すごくよく見える。
しかも拡大されています。今回は、ダニとハウスダストに注目してみましょう。

ダイソン 「干しても布団のダニや死骸は残ることがあります。」 15秒 CM (詳細)

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面白い!
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感動!
うおーーーー、こんなのいるの?って感じですよね。拡大しすぎ。
食事どきには見たくないけれど、恐怖訴求で、気になる、欲しくなる。

擬人化されているものもありました。これは埃君かな。
西島君も埃君なのかと思ってしまいました。みてください。

ロボット掃除機 ルーロ TV-CM 30秒「逃げ場がない」【パナソニック公式】 (詳細)

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面白い!
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そしてそして、次のCMに至っては、
あまり考えもしなかったダニ&埃ワールドが描かれています。

【グローバルムービー】ふとんパンチクリーナー"Dirty Nightmare Ⅱ" (詳細)

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ちょっとダニと埃が愛おしくなってきた…のは私だけ?
「床下の小人たち」の世界みたいで、
ファンタジー溢れるダニワールドが広がっています。
これ嫌いじゃない。結構楽しいかも。

見えないモノ見たくないモノが見えすぎるようになり、
気にしすぎて、綺麗にしすぎて、逆に抵抗力無くなっている人間も多いようなので、
誇大表現もほどほどにしていただきたいのですが、
怖いものみたさという心理もあったりして。
こういった表現は今後どこまで進んでいくのでしょうね。

ちなみに、
「住まいのダニ、ホコリ、カビなどが気になる方だ」という生活者は、
日本では40%だそうです(博報堂生活定点調査2016より)。結構多いですよね。
男性より女性の方が気になり、世代的には30代が一番気にしているようです。
地域差はほとんど、ないそうです。
しかも、2年前と比べ気になる人が増えている傾向のようですから、
きっとこの手の表現はとまらないでしょうね。
ダニのCMは、ご飯食べ終わって、「さあ、テレビでも消して掃除しよう」
って言う時にタイミングよく出てきてくれるといいのですが、
そういう時代もそのうち、やってくるのかな。

執筆者:

山本貴代

女性生活アナリスト・「女の欲望ラボ」代表。専門分野は女性 の欲望・心理・行動研究 。アジア9カ国の女性もネットワーク し、活動領域を広げている。仕事内容は執筆、講演、コンサル、 コピー書き、新商品開発など。連載:プレジデントオンライン、 東洋経済オンライン、カンパサール、エキシューマー等。 著書:女子と出産(日本経済新聞出版社)、晩嬢という生き方 (プレジデント)他多数。座右の銘:人生万事塞翁が馬。

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