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忘れちゃいけないよ、
「ダイワハウス」

岡田直也

ちょっと前に、Room708で、ダイワハウスとセキスイハウスの話を書いたのだけれど、
じつに申し訳ないことに、だいじなCMの存在を、すっかり見落としていたのでした。
このCMなくして、ブランディングなんて語れないものね。708の結論も、違ったものに
なるよねー。


それで急遽、ちゃんと紹介することにします。
これです。

ダイワハウス 【TVCM】「ここで、一緒に」嘘篇 90秒 (詳細)

  • 広告主
    • 大和ハウス
  • サービス
    • 企業CM
  • ビュアー
    • 50,659
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HA
面白い!
好き!
感動!
なんで、このシリーズをスルーしたのだろう。ぼくとしたことが。
冷凍庫から雪だるまを取り出す「初雪篇」以来、4本めですが、
「ダイワハウチュ」的な路線とは、大きく袂を分かっていますね。




そこで、セキスイの「また、ここで・・・篇」と、
この「嘘篇」を、いろいろ比べてみました。
そうすると、じつにオモシロイんですね。


ゆったりとしたトーン&マナーには、近いものがあるけれど、
まず、かたや犬、かたや猫。
それから、良家(?)の娘に対して、夫婦。
また、典型的ないい子の娘、に対し、
すこし緊張感のある、リアルなDINKS感。
さらに、全国津々浦々、どこにでもありそうな話、に対して、
とても都会的な、オシャレな世界観・・・。


みごとな対比に、なっていますよね。
制作者が、意図をもってそうしているのは、言うまでもないところです。
でも、リリーフランキーと深津絵里、このキャスティングが絶妙なので、
行司差し違いで、ダイワの勝ち、かな・・・。




あとはダイワハウス、この路線が本道になっていくのかどうか。
セキスイは、もはやブランディングになっていると、
Roon708では書きましたが、
ダイワの動向も、見守っていきたいところです。


まあ、「天井の高い家」みたいな商品告知も、
ぼくとしては楽しくて、捨てがたいんですけどね。

執筆者:

岡田直也

CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は 勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。 そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。 それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。 些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。 そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。 ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

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