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北海道の妖精。

東井 崇

札幌の東井です。


今年は、例年になく冬の訪れが早いです。
ニュースでもご覧になっているかもしれませんが、
11月上旬に道内各地で大雪が降り、
いきなり冬に突入した感があります。
最高気温3度くらいとか。
さすがに寒いです。


しかし、そんな寒さでもこの時期であれば、
北海道民は薄手のコートでがんばりがちです。
ダウンのような真冬用のコートは、
いくら寒くなっても、なんとなく11月上旬に
登場させたくない気持ちが働くのです。
それを今着てしまうと、
最低気温マイナス10度にもなるような真冬に
一体何を着るんだという気持ちになるというか。
しばらく寒さに耐えることで、
真冬に通用する体に仕上げようというか。
(ただ、調整がうまくいかず、結果風邪をひいたりします)


さて、今回ご紹介するのは
札幌のお菓子メーカー、もりもとのCMです。
石屋製菓や六花亭と比べて、
全国的な知名度はさほどないかもしれませんが、
札幌では名の知られたお菓子屋さんです。
前述の2社よりも、より「町のお菓子屋さん」感があるかもしれません。
では、まずこちらをご覧ください。

ハスカップジュエリー もりもとCM/ハスカップの妖精 【登場篇】 30秒 (詳細)

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    • 北の菓子工房「もりもと」
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    • ハスカップジュエリー
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    • 5,183
HA
面白い!
好き!
感動!
恐らく、みなさんが思い描くような北海道と
通じるファンタジーなCMです。
ハスカップの妖精が可愛らしい。
ちなみにハスカップとは、ブルーベリーのような甘酸っぱい果実で、
北海道の特産品として有名です。


なんというか、お菓子メーカーとしては
安心感のあるCMかと思います。
ターゲットでもある老若男女に
親しみやすい感じですし。


しかし、最近TVを見ていて
私の目が釘付けになった、もりもとのCMがあります。

もりもと 千歳うまれのたまごまんじゅう きみ、濃い。 三味線篇 15秒 CM (詳細)

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    • 千歳うまれのたまごまんじゅう
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HA
面白い!
好き!
感動!
(きみ、濃い。 三味線篇 15秒 CM)

もりもと 千歳うまれのたまごまんじゅう きみ、濃い。 和太鼓篇 15秒 CM (詳細)

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  • サービス
    • 千歳うまれのたまごまんじゅう
  • ビュアー
    • 1,221
0|0|0
HA
面白い!
好き!
感動!
どうしたのでしょうか、もりもと。
この濃さ。
や、その濃さを訴求するCMだから、
私がその印象を受けているという意味では、
正しいし、機能していますね。
北海道のCMって、けっこうあっさり風味のものが多いので、
なかなかパンチがきいた味わいの表現、めずらしいです。


自分がもしこの企画をうけて演出を担当したら、
漫画太郎先生や、楳図かずお先生の絵で
表現したかもしれません。
ちびっ子のトラウマとなるくらいの、
特濃レベルの表現にしてしまうことが
ふと頭をよぎりました。
それくらい、濃いですね、このCM。
しかも、なぜか和太鼓と三味線ですし。
頭頂部のアップになったりするし。


あ、ひょっとしてこのおじさん二人も
妖精なのかもしれないですね。
濃さの妖精。
そう理解すれば、ハスカップジュエリーから続く、
大きな方向性の上で展開される
トータルブランディングなのかもしれません。
もしかすると、
新商品として「ハスカップジュエリー 濃い味」
の登場も既に予定されているのでは…。
その暁には、この濃いおじさんが
あのハスカップの妖精の格好をして
私たちの前に舞い降りるのかもしれません。
(すべて適当な推測です。もりもとさん、すいません)




(執筆者:東井 崇)

執筆者:

東井 崇

1977年富山県生まれ。岐阜県出身。札幌在住。 リクルートメディアコミュニケーションズ、電通北海道を経て、 2012年に独立。現在はフリーでコピーライターをやっています。 なんだかんだで広告が好きなようです。 とはいえ、地方なので、広告に限らず仕事の守備範囲は広め。 人生で初めて飼った猫を溺愛する日々です。 www.takashitoi.com

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