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チキンラー“めし”に、
“ドリップ”カレーメシ。
新しい食を探り続ける日清

ビスコチ

日清食品、とくにカップヌードルやカレーメシのCMの突き抜け具合が毎度話題になります。このような表現の斬新さ思い切りの良さはCMだけでなく、日清が提案する「食」の形からも存分に感じられます。

「カレーメシ」は、“日清の即席食品といえば麺”といったコモンセンスから脱却したこともあって、注目を浴びました。

そして、チキンラーメンも、その道を辿ろうとしています。

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日清食品 チキンラーメンCM 「エル・チキンラーメシ 篇」 30秒 / 新垣結衣

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面白い!
好き!
感動!
明確に商品として世の中に打ち出しているわけではありませんが、
チキンラーメンを“バリバリ”と砕いて、ごはんと一緒に炊く「チキラーめし」

とブランドサイトにあるように、チキンラーメンの新たな在り方を自ら訴求。

アウトドアやフェスが盛り上がりを見せていますが、そのような野外でみんなシェアするものとして、大きな釜で炊く米は相性がいい。チキンラーメンがそのような野外文化に共存する形といった流れを汲んでいるようにも感じます。


さて、一方商品レベルで「麺」から「米」への変化をすでに遂げているカレーメシ。“フレーバー”という点から新しいカレーメシの姿を探っています。

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日清カレーメシ DRIP CURRYMESHI【ドリカレ】

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    • 日清カレーメシ DRIP CURRYMESHI
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カレーメシをテーブルに置き、上にドリッパーを設置。そこに「コーヒー」や「ガーリック」、「かつお節」などのフレーバーを置き、お湯を注いでドリップするというもの。山手線渋谷駅のホーム(内回り)「DRIP CURRYMESHI TOKYO」もにオープンしています。コラム「日清カレーメシが、驚きを"丁寧にドリップ”します。」でも詳しく触れています。

「日清カレーメシが、驚きを"丁寧にドリップ”します。」

こちらも、サードウェーブコーヒーブームなどに見られるコーヒー文化の隆盛の流れを汲んでいるように思います。ラテアートやカフェ空間はフォトジェニックであり、いかにいい写真が撮れるかが“食のものさし”になっている昨今。ここからも、ドリップ カレーメシは“今”に通じています

図っていたのか、そうでないのかは実際にはわかりませんが、日清は時代の空気感に合わせることがうまいといえるでしょう。

このように、新たな食を提案する意図は売れるようにするためということがあるのはもちろんですが、それだけではない意義を感じます。


「日を清く」と書いて、「日清」。「清く」という意味合いには、いくつか考えられます。カレーメシやチキンラーメンの例から察すると、「清く」には「新鮮に」といった性質を強く感じます。

食品は新鮮なものを作るように当然努めているでしょうが、ここで注目したいのは「新鮮な心持ち」といった精神面

チキンラーめし、カレーメシからDRIP CURRYMESHI。「おなじみの」「定番の」という存在になるだけではなく、新たなステージへと移り、自ら進化を遂げて、新しい食の姿を具現化しています

もちろん、我々は驚き、楽しみ、味わう。そこには「新鮮な心持ち」なっている自分がいます。

とりわけチキンラーメンは、日清の創業者・安藤百福氏がはじめに開発したブランド。「もっと気軽にラーメンが食べられないか」という想いから作り出し、「魔法のラーメン」と名付けられるほど評判になり、瞬く間に人気に。今や“昔ながら”のというイメージがある当商品はこのままのポジションでも誇らしく感じるだろうし、頑なにそのイメージを維持しようとしても不思議ではありません

しかし、新しい姿を追求する。日清は名前からして、新鮮さをつくりだす集団なのでしょう。
執筆者:ビスコチ
2013年、とあるCMの満島ひかりさんの珠玉の表情と映像のパワーにやられた「運命の日」。これを機に、CM(満島ひかりさんにも)のめり込む。都会の喧噪にある大学に通いながら、CMの1コマ1コマに一喜一憂しています。CMの他にも、ラジオ、眼鏡、自転車、漫才、コントが大好き。
(CMFunを卒業しました!)

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