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がんばれJT、
がんばれ「分煙」!

岡田直也

ぼくは、喫煙者です。
世の中では、とかくいろんなことが言われてますけど、
積極的にやめよう、とは思わないんです。
「カラダにいいこと」大キライ派だから、なんともしょうがない。

そんなぼくらを少しでも満足させようと、
JTさんは、がんばってくれていますよ。

[JT CM] 「ひとつずつですが、未来へ。」 分煙の取り組み篇 【公式】 30秒 (詳細)

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行く先々で、喫煙できる場所を探すのは、もうルーティンみたいなもの。
最近は、分煙がかなり進んできて、多くの施設やビルなどで、
喫煙室がさかんにつくられるようになりました。
もちろん、タバコ嫌いの人の迷惑にならないよう、
建物の片隅だったり、屋外だったりはしますけれど。
まあこの「分煙」、けっこううまくいっているのでは、という気がします。

ということでJTは、がんばってはいるんだけど、
つぎのCMには、喫煙者といえども違和感をおぼえますね。

[JT CM] 「ひとつずつですが、未来へ。」 多様性の尊重篇 【公式】 30秒 (詳細)

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「多様性」は、詭弁だと思います。
なぜって、人間には、好煙と嫌煙の2パターンしかいないから。
たとえば、「一日2箱吸う人もいれば、1~2本しか吸わない人もいます。
(もちろん、まったく吸わない人だって、います)
だから、バラ売りから50本入りまで、ラインナップそろえました。
喫煙する方は、自分の好みで選んでください。
(あるいは、選ばないでください)」
・・・これなら、多様性です。

それに、仮にJTの言うことが「多様性」だとしても、
タバコ嫌いな人が、喫煙者の想いに寄り添うことなんて、まずないと思う。
(喫煙者として、若干の敵意がはいってます、はい)

それにこの論法は、とてもキケンなものを孕んでいますね。
「覚せい剤が好きな人がいる。マリファナやってる人もいる」とか、
「投票にかならず行く人がいる。いちども行ったことがない人もいる」とか、
いくらでも応用ができてしまう。
それは、多様性とはちょっと違うのでは、ということを感じます。


さていま、受動喫煙防止を旗印に、法制化が叫ばれていますが、
もしそこが争点だとしたら、喫煙か禁煙かの二択ではなく、
「分煙」という選択肢も入れるべき、と素直に思いますが。

・・・いや、それにしても、喫煙者には肩身のせまい世の中。
いつも通ってる喫茶店が、ある日突然禁煙になる、なんて、
よくある話です。ちょっと悲しくなります。
よっぽど嫌煙「圧」、つよいんだろうなあ・・・。
執筆者:岡田直也
CMは、世の中の動きとまさに連動しています。イケイケの時は
勢いがいいし、沈滞してるときはどこか内省的になったりする。
そういう意味でCM観察とは、立派な社会学・考現学といえます。
それとは対極の「神はディテールに宿り給う」。これもまた事実。
些細な演出の妙など、作り手の意志が際立つ場合も、あるのです。
そう、CMの観かたは、大所高所から重箱の隅にいたるまで無限。
ぼくらがそれを、いろんな角度から提示できれば、と思ってます。

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