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退く者に、
スポットライトを。

ビスコチ

3月。

入学や入社などの新たなステージに「進む」こと、
そして卒業や上京など、次へのステージを見据えつつ「巣立つ」こと。

この時期、よく描かれるシーンです。

これまで育ってきた場所を離れることの悲しさや寂しさはありながらも、やはり新しい生活へ期待を抱く目線があり、どれも力強く、キラキラした感じを受けます。

そんな中、「退く」ということだけに焦点を当てた動画が公開。次へのステージを描くことなしに、「退く」ことをテーマにしたCMはあまり目にしないように思います。

そこには、どんな輝きがあるのでしょうか。

・・・

働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN|春に退職する駅員へ、終電後の駅で仕掛けたサプライズ。 (詳細)

HA
面白い!
好き!
感動!
この映像は、東京メトロサントリー BOSS、働く相棒同士が組んで制作されました。

主人公は、東京メトロの駅員である石山さん。入社当時を振り返りながらも、「最後の一日」をメインに描きます。

終電後に締めの作業を行っていると、電気が消え、駅構内のデジタルサイネージたちが光り輝いています。各サイネージの中には、1人1人駅員たちが登場し、メッセージを添えたスケッチノートを掲げています。

まとめ


50年も働いてきた人は、その最後に何を思うのでしょうか。どんな一日になるのでしょうか。特別でしょうか、通常運転でしょうか。

「長く働くこと」「働くこと」=「いい」を絶対式として確立することはどうなのだろうと思うこともあります。と同時に、せっかく働いているならいつ退くにしろ、このような祝いやねぎらいを受けることができる、そんな環境と人望、仕事を成し遂げたいとも思います。

「いつかある自分の門出を、心から人に祝われるために」

仕事の目的ではないだろうとも思えますが、これを成立させるために必要なものを考えると、“本質的な問い”のように感じます。

長く働いてきたこと、このように祝ってもらえることの偉大さ。そんなことを今までより強く思うこととなったCMでした。
執筆者:ビスコチ
2013年、とあるCMの満島ひかりさんの珠玉の表情と映像のパワーにやられた「運命の日」。これを機に、CM(満島ひかりさんにも)のめり込む。都会の喧噪にある大学に通いながら、CMの1コマ1コマに一喜一憂しています。CMの他にも、ラジオ、眼鏡、自転車、漫才、コントが大好き。
(CMFunを卒業しました!)

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