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90歳、すご。

山本貴代

毎朝、息子のお弁当を作り終え、家族に朝食を出し終えると少しホッとして、自分の朝食がゆるゆると始まります。その時に、テレビがついているのは、本当はあまりお行儀がいいとはいえないけれど、ニュースも取り込まなくてはならないので、仕方ない。現代の朝の風景といえましょう。殺人事件やら、誘拐事件やら、芸能ゴシップやら、政治問題やら、天気予報やら、早くに起きているときは2巡くらいこれらを見聞きして、いろんな思いに駆られます。

そして、そんないろんなニュースが飛び交う間に、CMが入ります。一日に新しく登場するコマーシャルは30、多い日は50件もあるというので、「おやっ、このCM見たことない」とか「新しいシリーズか」とか合間にも新しい発見があったりします。最近では、ニュースでも話題のCM特集なんてやりますから、コマーシャルタイムなのだか、番組なのだかわからなくなるときもあります。新しいCMで気になるものがあると、仕事柄すぐさまメモります。

今朝も、おやっというCMに出会いました。

『九十歳。何がめでたい』小学館テレビCM「聞きんさい篇」 15秒 (詳細)

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「九十歳。何がめでたい」(小学館)。本の宣伝ですね。93歳の作家・佐藤愛子さんのご著書。佐藤さんもすごいけれど、CMに次々と出てくるおばあちゃんたちが、きんさん・ぎんさんのときとは違って、どこか普通でいい。きんさん・ぎんさんは、あのとき、100歳100歳でしたが、まあこちらのご婦人方は90代なので、ちょっとお若いですけれど。驚くのは、日本では、90代は、もう特にあがめる年齢ではなく、別に特段めでたくもなくなったということでしょうか。めでたいか、めでたくないかは、人によりますけれどね。

なんたって、日本の女性の平均寿命は86.99歳で、男性も80歳を超えています。
ちょっと調べたら、平成29年3月1日現在で、概算値ですけど、90代の人口は男女合わせて194万人と出ていました。すごい。そのうち、女性は146万人というので、まあほぼ、女性が生き残るということでしょうか。ちなみに、100歳以上は日本に7万人もいらっしゃるのでありました。そのうち女性は6万人なのでした。驚くとともに、自分の先行きを思い浮かべ、ちょっと怖くなりました。

怖いもの見たさにもう一本。もっと見たい方はご自分でググッてみてください、この90歳シリーズ結構な数ありました。

『九十歳。何がめでたい』小学館テレビCM「番外篇 ヒサ子さん」 (詳細)

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にしきさんとか、コムラさんとか、名前の古めかしさもいいですね。おっと失礼。でも、こういった渋い名前の女子は、もはやいなさそうなので、新鮮でにうつります。

日本の高齢化は当たり前となりましたが、90歳をキーワードに探してみたら、アメリカの映画の宣伝が見つかりました。アメリカの94歳もすごい。まあこの方特別でしょうけれど。
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』予告編

3/5公開『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』予告編 (詳細)

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女性は特に、50歳超えをしたあたりから、外見に差がでてきます。
内面もじわじわと外見に出てきます。こわいこわい。どう生きてきたか、これからどう生きていくか。このCMをみて、いろいろと考えてしまう朝でした。
執筆者:山本貴代
女性生活アナリスト・「女の欲望ラボ」代表。専門分野は女性
の欲望・心理・行動研究 。アジア9カ国の女性もネットワーク
し、活動領域を広げている。仕事内容は執筆、講演、コンサル、
コピー書き、新商品開発など。連載:プレジデントオンライン、
東洋経済オンライン、カンパサール、エキシューマー等。
著書:女子と出産(日本経済新聞出版社)、晩嬢という生き方
(プレジデント)他多数。座右の銘:人生万事塞翁が馬。

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