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“ふるさと”なら、いくつでも

林きょうこ

特定の自治体を応援する仕組みとして導入された「ふるさと納税」。
先月、総務省は返礼品調達費を3割以内に抑えるよう要請しました。

たしかに、豪華すぎる返礼品競争が過熱していますよね…。
なかには特産物ではなく、
商品券やブランド品、ipad、ニンテンドーDSなどもあるようで。
それってどうなのか、と思う今日この頃。

先日、読売新聞社広告局発行のマーケティング情報誌「オッホ」の特集、
“ふるさと納税を自治体が最大限に活用するには”を読んで
ちょっと気になるものがあったんです。

ふるさと納税の情報源の1位は、なんと新聞!
このご時世、ネットが主流になりつつあるだけに、ちょっと意外な結果です(笑)。

増税に成功された多くの自治体は、
まず新聞広告で知名度を上げる。
それがテレビやネットで拡散され、税収アップにつながったとのこと。

ちなみに、ふるさと納税の制度を利用した理由は、
“興味のある返礼品があったから”が圧倒的。
そりゃ、美味しそうなものがお得に手に入るなら、
やってみようという気にもなるってものです。

ただ、いろんな新聞広告を見る限り、
返礼品を前面に打ち出したものばかりではありません。
もちろん、返礼品ありきなのですが、そこにプラスαがあるというか。
まずはそういった広告で、興味を引き、webに誘導し、
より多くの魅力を伝えるというシステムになっている気がします。

そこで役立つのが、自治体のPR動画なのでしょう。
このPR動画の役割について、私なりに考えてみました。

大きくわけて3つの目的があるかと。

ひとつは、お金を集めること。
知名度を上げるのも、魅力を伝えるのも、このため。
観光で来てもらうにも、ふるさと納税してもらうにも、
とにかく存在を知ってもらわなければいけませんからね。

メタルの聖地佐渡金山でヘヴィなメタルバンド発掘!?【SADO METAL】佐渡島観光PRムービー full ver. (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
そういう意味では、この動画、すごく基本的。
“佐渡”をシャウトし、刷り込む。
歌にして、佐渡の魅力をわかりやすく伝える。
のどかな風景とヘビメタって、真逆というか、インパクト大きいですもん。

あっちなみに、タライに乗ってみたいと思ったのは、私だけでしょうか(笑)。


ふたつめは、インナーの結束。

以前も紹介したのですが、長野県小諸市の制作費9500円の動画が、いい例かと。
市長をはじめ、職員さんたちが一丸となって作ることで、
インナーのモチベーションを上げる。
結果的に、この動画の効果あって、税収も増えたそうです。
地元が盛り上がり、その熱意が伝染していくというか、まさに相乗効果!

そして最後の目的は、人口減少を食い止めること。
出ていくひとを減らし、入って来るひとを増やす。
要は、移住者を募るための役割です。

えびの市WEBムービー 移住・定住篇 (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
通販番組のパロディ。
これ、けっこうタイプです私(笑)。


それにしても、私たちって幸せだと思うんです。
だって、“ふるさと”を自分で選べるんですよ!
しかも、いくつでも。

“ふるさと”の特産物に舌鼓を打つも良し!
“ふるさと”を訪ね、思い出を作るも良し!
“ふるさと”に住んじゃっても良し!

やっぱり幸せなことですね。
執筆者:林きょうこ
1981年神奈川生まれ、大阪在住歴なんと15年目。
すっかり関西化している岡田直也事務所のコピーライターです。
ただいま、おひとりさま生活謳歌中、独身子なしの30代。
絶賛花ムコ募集中!将来、宝くじを当てることを夢見ながらも
CMFun編集長・岡田のもと、笑いのたえない明るい職場で、
楽しみながら、日々仕事に精進しています。
オモシロCMやステキなCM、たっぷりお届けてしてまいります。

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