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贈る、という幸せ。
売る、という幸せ。

林きょうこ

プレゼント選びって、楽しいけど意外と難しくないですか?
相手の喜ぶ姿を想像して、どんなものが嬉しいのか、好きなものは何なのか、
あれこれ選ぶわけですが、これがなかなか。
せっかくなら使ってもらいたいし、気に入ってほしいもの。
なんだかんだで、時間かかりますね。
 
そうやって丁寧に選んでくれたんだなと想うと、もらう側の喜びは100倍!
とても有り難いものです。
 
最近TVで流れているこちらのCMを観るたび、胸がキュンっと。

シャディ 2017年新CM_『賢者の贈りもの』90秒バージョン (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
この元ネタは、アメリカのO・ヘンリー著「賢者の贈りもの」。
妻は夫のために、自らの髪を売り、夫は妻のために、大切な時計を売る。
結果的に、不必要なプレゼントを交換することになってしまったけど、
互いを思いやるこころが、最高の贈りものに…。
なんとも美しい、愛のおハナシ!
 
この物語が伝えたいこと。
それは、ふたりが互いに、好きなもの、必要なもの、望んでいるものを
正しく把握し、理解し合しあっているかということ。
それが最も大切だ、とメッセージされているような気がします。
 
相手のことをよく観察し、考え、想わなければ、
相手のいちばん欲しいものをあげられませんよね。
だからこそ、ふたりの深い愛に胸がキュンっとしてしまうのかもしれません。
 
なんだかステキな気持ちになってしまいましたが、実際のところどうでしょう。
もちろん相手の気持ちは嬉しいけど、
果たして、このような美しいハナシで終わるのか。
 
そんなキレイごとで済まないのが人間。
だから、この世にたくさんの質屋があるのでは(笑)。
なんてゲスなことを考えてしまう私…。
 
キャッチフレーズは、女ごころをいろいろ教えてくれます。
 
たとえば、糸井重里さんの「ほしいものが、ほしいわ。」(西武百貨店)
 
私も欲しいものしか欲しくない。
そうなんです。女性は、要らないものに興味なし!
 
そう思うと、このフレーズがアタマをよぎるのです。
 
きっと多くの男性が車内広告に涙したであろう、
「元カレが、サンタクロース。」(なんぼ屋)
 
現実なんて、こんなもの。
過去の思い出なんか、さっさと処分し、欲しいものを手に入れる。
もしくは、元カレの品を現金化し、今カレへのプレゼントに変える技を持っています。
さすが、女は強し。いや、女は手ごわし!
 
いやいや、女性だけでもないか…。

メルカリ17年春CM_プレゼントの行方篇_30秒 (詳細)

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HA
面白い!
好き!
感動!
春に流れていたメルカリCM。
個人的に、すごくよく出来ているなあと。
 
だって、“そんなもん、誰もいらないだろ”って物でも、
メルカリなら売れますよ、とアピールしつつ、
プレゼントは、相手が喜ぶものじゃないと売られちゃうよ、と
さりげなく教えてくれているように感じるから。
この「プレゼントの行方篇」、メルカリCMのなかでも、いちばんお気に入りです!
 
こうなってくると、これまで私が贈ったものたちは、
一体どうなるのか気になるところです。
果たして、今も使っていただけているのか、はたまたすでに処分されているのか…。
 
ぜひみなさんも、贈る、という幸せを味わい、
プレゼントのその後については、考えるのやめておきましょう!
執筆者:林きょうこ
1981年神奈川生まれ、大阪在住歴なんと15年目。
すっかり関西化している岡田直也事務所のコピーライターです。
ただいま、おひとりさま生活謳歌中、独身子なしの30代。
絶賛花ムコ募集中!将来、宝くじを当てることを夢見ながらも
CMFun編集長・岡田のもと、笑いのたえない明るい職場で、
楽しみながら、日々仕事に精進しています。
オモシロCMやステキなCM、たっぷりお届けてしてまいります。

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