ウェブマガジン CM Funコラム

見晴らしのいい場所へ。

永井まなか

皆さん、一時期大きく取り上げられたこちらのCMを覚えておいででしょうか。

VEZEL「世界ヴェゼル」篇 30秒

HA
面白い!
好き!
感動!

今年の1月に公開されました、Honda・VEZELのCMです。



Suchmosの「STAY TUNE」をCM曲に起用したことで一躍有名になりましたよね。



あのHondaが再び、私の大好きなモノたちを掛け合わせて素敵なCMを作ってくださいました。



それがこちら。


ONE OK ROCK×庵野秀明 「Go, Vantage Point.」 60秒 Honda CM

HA
面白い!
好き!
感動!



「Go, Vantage Point.(見晴らしのいい場所へ行こう)」と私たちを誘うのは、



今や世界までその活動の幅を広げているONE OK ROCKのTAKAさん、



そして「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや、「シン・ゴジラ」の監督としても有名な庵野秀明さん。



ONE OK ROCKの曲「Take What You Want」をBGMに、一言ずつ、噛みしめるようにセリフを放つTAKAさんと庵野さん。



「自分の外には自分の知らない感情が無数に存在し、全く矛盾する幸福観を持つ人たちが、隣り合わせで生きているのだ。」



「あっちとこっちが、日々対立する。…ジレンマは現実である。」



「人間たちよ、出かけよう」



「ここから、そのカラダとアタマとココロを連れ出して」



「見晴らしのいい場所まで行こう」



「Go, Vantage Point.」



「自分をもっともっと連れ出すんだ。見晴らしのいい場所へ。」



ともに日本だけではなく世界を相手にここまで戦ってきたお2人。



活躍する舞台は違えど、自分たちの理想とする作品を正直に追い求め、素晴らしいモノを世の中に生み出し続けてきたお2人の姿勢には、どこか同じものを感じます。



数々の壁にぶつかったり、批判にさらされたりと、順風満帆とは言い難いお2人の言葉。



それはとても重く、それでいてとても力強く、私たちの背中を押してくれます。



絶えず同じ動きをし続ける人間たちの行進にのまれ、自分とは違う価値観の嵐にもみくちゃにされる日々に、



私たちは時として自分の自信を失ってしまいそうになります。



独り車に乗り込み、雑踏を眺めながらお気に入りの音楽をかけて、見晴らしのいい場所まで行けたら。



いつもと違うひと時を過ごせたら。



そんな風に想像してみるだけで、心の中がスッとしてきます。



世界には、自分の知らない価値観を持った人、考え方の全く異なる人がたくさん存在している。



でも、もっと広い世界には、もしかしたら自分と同じ考えを持つ人もいるかもしれない。



自分の価値観を丸ごと認めてくれる人も現れるかもしれない。



腐らずに、見晴らしのいい場所に立ちつづけ、遠くを見据えること。



大きなテーマを訴えつつ、しっかり車が欲しくなる素敵なCMです。





なんだか語ってしまいました。



Take What You Want をかけて読めば名言に見えるはずです...。

執筆者:永井まなか
生まれも育ちも札幌の生粋の道産子。
一念発起して上京、蔦に覆われた大学に通いつつ、都会ならではのワクワクを見つけては追いかけまわす毎日です。
現在ありがたいご縁で出会ったCM Funにて、面白そうなCMに照準を定めてワクワク中。

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