Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

ようこそ、大橋さんへ!

2016年10月25日
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前回のことと関連して、ひとつ思い出したことがあります。

 

横浜の、みなとみらい地区から山下公園、元町にかけて。

とびっきり上等な、お散歩コースですよね。

何年かに1回、くらいの頻度なのですが、出かけることがあります。

まあ当然、シメは中華街、ということになりますが。

 

その途中、ある「発見」をしてしまったんです。

 

それは、「大桟橋」。

赤レンガ倉庫の横の、あのでっかいウッドデッキ、です。

これが堂々、「ようこそ 大さん橋へ」と謳ってることに気づきました。

 

大さん橋? 大橋さん、みたいじゃないか! ミョーだなあ・・・。

正直、そう思った。なんか、不自然に感じたのですよ。

調べてみると、「大さん橋」を正式名称としている模様。

でも、「桟」をひらくことに、はたして意味があるのかどうか。

 

「みなとみらい」の表記との親和性をはかろうとしたのか?

現行の形が完成した当時、「桟」が常用漢字表になかったりしたのか?

うーん、なんらかの理由があるはずなんですが、

ぼくには、その意図がよくわからないのです。

 

この、漢語を一部ひらがな書きにするというやつ、

たしかに、時々見かけます。

障がい者、改ざん、だ捕、えん罪・・・。

 

でもね、こういう表記って、ものすごくアタマ悪そうに見える。

さらに、そのコトバのもつ緊張感が、気の抜けたコーラみたいに損なわれてる。

そう、思いませんか?

 

でも最近は、新聞なんかでも、以前よりこの手が減りつつあることは確か。

障害→障がい→障碍のような変遷をたどるコトバもあるし。

なるべく避けたいと、たぶんみんなが思っているのでしょうね。

 

そうなんです。やはり、漢字ひらがなまじりは、

なるべく書かないほうがいいのです。

そういう時には、ちがうコトバに置き換えるとか、考えなくっちゃ。

 

ねえ、大橋さん・・・。

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。