Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

ありました、「キラキラ地名」!

2016年10月31日
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そこで、キラキラネームの地名。じつは、あったんですよ。

それが、鳥取県「湯梨浜(ゆりはま)」。


羽合町・泊村・東郷町が合併してできた、新自治体。

(今回の鳥取地震で、被害を受けたところでもありますが)

湯=温泉(羽合温泉・東郷温泉があります)。

梨=もちろん、ご当地の「二十世紀梨」を表わします。

浜=海岸にはとうぜん・・・。

この3つの文字による、合成地名だそうです。


対等合併の際には、旧市町村名をつかわない、という、

お上からのお達しがあったようで、

新自治体名決定には、全国どこでも、すったもんだしたようですね。

そのなか、ここは「キラキラ」度で、ナンバーワン、といったところでしょう。


そのお達しの果て、たとえば「みどり市(群馬県)」「さくら市(栃木県)」みたいな、

地元ほんらいの個性を消し去っちゃったようなものが生まれたり、

「あさぎり町(熊本県)」「大空町(北海道・女満別空港があることから)」といった、

うーん、地名としてどうなのよ、というのが出てきたり、

とにかく、タイヘンだったんだなあ、と思います。


なかにはほんと、苦しいなあ、というのもあります。

たとえば、玉穂町・田富町・豊富村が合併した、山梨県「中央市」。

甲斐や甲州などのおいしい単語を、ほかに取られてしまったあげく、

山梨県のまん中に位置するということで、「中央市」を名乗った。

まあ、それしか手がなかったんだろうな。苦労はお察しします。


同じようなことが、愛媛県でも。

伊予三島市・川之江市・土居町・新宮村が、「四国中央市」になりました。

うん、地図でみると、たしかに。気持ちは、わかるんだけどね・・・。



・・・おっと、「表記」の話から、どんどんズレていったぞ・・・。

まあでもやっぱり、たとえキラキラネームであっても、

ぼくなんかは地名って、漢字表記のほうが、なんか落ち着くなあ。

あらためて、そう思い直しています。

たとえそれが、苦しみの結果の次善策、であったとしても。


くだんの「湯梨浜」も、時間がたてば、愛着がわいてくるかも知れませんね。



岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。