Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

若い人たちに、クリエイティブの歓びを!

2015年12月28日
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先日、OCC(大阪コピーライターズ・クラブ)の
年鑑発刊パーティ&表彰式、というイベントがありました。

OCCというのは、日本でいちばん歴史が古いコピーライターの団体。
東京と福岡が、わずかに遅れて発足したそうで、
とくに福岡は、いまだに悔しがってる、らしいですけど。

そこにゲストとして、TCCの事務局長をやっている、中村禎くんが来阪。
彼とは、もうかれこれ30年来の知り合いというか、戦友というか。
2人とも若くして賞をとり、業界デビューしたこともあって、
よく遊びに行ったっけ。悪さもしたっけ。

そんな彼と、関西地元のコピーライターやプロデューサーたちを交え、
パーティのあと、遅くまで飲んでいたんですけど、
地方のプロダクションはいま深刻な人材難、って話が出たんです。

東京への一極集中・地方の空洞化?
「3K」的な風評によるイメージの悪化?
コストパー重視へと業界全体が大きく舵を切ったこと?
広告代理店による業界再編成の動き?
それとも単純に、webのせい?
いやいや、もっと単純に、大阪がダメなせい?・・・

まあ、思いつく原因は、いろいろあるけれど、
ようするに広告業界と、とくにクリエイティブまわりの職種が、
ちっとも憧れの仕事じゃなくなってしまった、
ということなんですよね。
それは大阪に限らず、全国共通のモンダイ、でもあります。

そこで、禎くんと2人で確認しあったのは、
そこをなんとかするために、

「むずかしいことはさておき(個人の力じゃどうしようもない)、
 ぼくら、クリエイティブが輝いていた時代の生き証人だよね。
 そのすばらしさ、その歓びを、自分たちの体験を交えて、
 若い人に伝えていかなくちゃいけないよね。
 それは、きっとぼくらの使命、のはずだよね。
 年回りからいっても、ゼッタイ、そうだよね。」・・・

みたいな話で、おおいに意気投合したのでした。
酒がまわってるせいもあって、
なんか、ちょっと熱くなってしまいましたけど。

でも、ぼくの今後に対するモチベーションも、きっとそこにあるはず。
このウェブマガジンだって、そんなつもりで進めるべき、と思ってる。
前に「若い人に見てもらいたい」と書いたけれど、
それを解説すれば、そういうこと、なんですね。

だからとりあえず、このコーナーも、
できるだけ若い人たちに向かって、語りかけようと思っています。

さあ、ちゃんとできるかな、還暦のオッサンが・・・。

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。