Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

トランプ、勝ってしまいました!

2016年11月12日
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しかし、ビックリしたなあ。

おそらく世界中のひとが、そう思ってる。

もちろん、トランプ氏が当選しちゃったことです。


UKのEU離脱、につづいて、今年だけでも2度め、だからね。

感情にまかせた投票行動は、こういう結果を生むことになる。

じつにオソロシイことです。


これから世界はどうなるのか、とか、日本は? みたいなことは、

いろんなひとがいろんなこと言ってるので、

ここでは深堀りしようとは思いません。

ただ、ぼくの正直な感想としては、

「ああ、アメリカは終わったな。ついでに日本も終わりだな・・・」。

すぐにアタマをよぎったのは、そんなことでしたけどね。



さて、この大統領選に関して、ぼくがとても気になったことがあります。

それは、事前の「得票予測」。

ようは、調査・分析の結果が、ことごとくハズレたわけじゃないですか。

これ、大モンダイ、だと思うのですよ。


このことを、投票行動ではなく、わが業界の「購買行動」に置き換えたとしたら・・・。

マーケティングの崩壊、ということになりますよね。


一筋縄ではいかない、人間の複雑な心理が、

これらの「行動」を最終的に左右する、だいじなファクターになっている。

それはもはや、疑う余地のないことでしょう。

だとしたら、いまの調査・分析システムにもうひとつふたつ、

関数を働かせなければいけないわけで。

・・・こっちのほうが、業界人としては、気になってしまうのですよ。


マーケティング調査の基本には、2種類あります。

ひとつは「定量分析」。カンタンに言えば、〇✕の投票結果を、数で判定するもの。

もうひとつは「定性分析」。これは内容を精査し、そこに順位をつけるもの。

このふたつを使って、いろいろなことを予測・判定してゆくわけですが、

おそらく今回は。「定性」が足りていなかったんじゃないか。

「なぜトランプに投票するのか」をラダリングで聞いていくと、

おそらく被験者も、よくわかんなくなっちゃうんでしょう。

そんな状況が、目に見えるようです・・・。



まあとにかく、今回のことは、

いろんなスキームやパラダイムに、大きな変化をもたらすんじゃないかな。


っぽど、「チェンジ」だと思いますわ。

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。