Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

2017年も、よろしく! 1

2017/01/02

みなさん、明けましておめでとうございます。

本年も、なにとぞよろしく!

 

しかし、2016年の総括をしないままに、年越ししてしまいましたなあ。

それもこれも、新千歳空港の話で、1回分ズレちまったから・・・。

ということで、まずは昨年のまとめから、はいろうと思います。

 

 

ぼくにとっては、

いよいよ、web movie主流の時代に突入か?

と思わせるような、そんな一年だったように思います。

 

従来の「スポット大量投下」モノに、翳りがでてきた。

はっきり言えば、Softbankauが、すこし息切れ気味。

そんな中、話題になったり、賞をかっさらっていったりしたのは、

Webなんですね。

ことし、コラムで紹介したもので言えば、

「小林市」「スマホ参勤交代」「石田三成」「シヤチハタ」・・・。

どんな15秒よりオモシロイし、出来もいいからね。

 

作る側だって、通常のいわゆるTVCMに比べて、

「媒体料が、ぜんぜん違いますよ」とか、

「尺に制限なんかないですから」とか、さらには、

「どんどん拡散してくれるんですよ」とかいって説得すれば、

広告主は、まちがいなくGOを出してくれる(はず)。

 

もう誰も、TV見なくなっちゃうし、誰も作らなくなっちゃうのでは・・・

みたいな気さえするのです。

 

 

ということは、コミュニケーションがどんどんパーソナルに

なることと等しい。

たとえば、電車で隣の人は、まったく違うメディアの、

まったく違うコンテンツと接触している、

またその隣のひとはゲーム、さらにはi-pod、みたいな。

 

みんなが同じ番組を楽しみ、同じCMを見ていたのは、もう遠い過去。

そうなんだよね。人びとをくくるモノサシの喪失。

まあ、これからますますそうなってゆく、のでしょうね。

 

 

ただ、web movieって、制作者サイドに立てば、

けっこう理想にちかい、やりがいのあるものとなります。

なぜなら、15CMは、安いの得だの、美味いだのしか言わない。

仲畑さんではないけれど、ウンコみたいになっちまった。

そこに対する、強烈なアンチテーゼができる、

じっくりと腰を据えて、ブランド的なアプローチもできる。

もちろん、広告主が「あれも入れてくれ」「これも出してくれ」

みたいなことを言わない、というのが大前提だけれどもね。

 

                     (つづく)

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。