Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

私は、コトバあそびの鬼です! 1

2017/02/07

ここでまた、「告白」をしようと思います。


このぼくときたら、「コトバあそび」の鬼、なんです。

それは、ぼくの書くコピーワークにも表れていて、

初期のとしまえんなんか、けっこう語呂合わせだけでやったものも多かったし。

たとえば、夏の夜間営業の告知なんか、

あなた、夜間が沸いてるよ」とかやっちゃう。

ハードな乗り物の告知で、

としまえんの得意技は、脳天不意打ちである」というのもあったな。


まあ一時期、眞木準さんの書くものの「現象面」だけマネしてた、ということもあった。

でもそれがいつの間にか、ぼくの血となり肉となったみたいで。


仕事をはなれても、コトバあそびは趣味みたいになっています。

でなきゃ、「三文字熟語」なんて言い出さないよね。


そういえば一時期、NHK Eテレの「にほんごであそぼ」で、

コニちゃん(元小錦関ですね)の歌うラップの作詞をしていた時期があったんだけど、

ディレクターに、オリジナルなコトバあそびを売りこんでみた。


ことの発端は、当時事務所にいた女子のひとこと、

のぼりべつ と ロドリゲス は よく似てる」。

つまり、母音の段が同じコトバを並べると、オモシロイことになる、ということ。

この場合、失礼ながら「温泉につかってる浅黒い男」が頭に浮かびますよね。

その子が言うには、

イヴ・サンローラン」と「犬さん象さん」も、よく似てるそうで。


ということで、こういうやつをたくさんつくって、NHKに見せたところ、

けっこう乗り気になってくれて、「似たものことば」なるコーナーができあがった。

ぼくのネタを演じてくれたのが、落語家の柳家花緑さん。

企画モノとしては短命だったんだけど、

花緑さんがプラスオンで面白くしてくれて、けっこう楽しかったんです。



そうそう、当時EXILEの「ただ逢いたくて」がちょうど流行っていて、

身内のメールでなんだけど、

ただ逢いたくて→タマが居なくて とか、

まだ歯痛くて→やだ歯医者行け とか、

そんなことやりあって、楽しんでもいたなあ。


                      (つづく)

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。