Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

カタカナ語を漢字で表記する!

2017/12/15

さて、話はうってかわって。


外来語の音(おん)を漢字表記する。

しかも、元の意味がわかるような漢字を選ぶ。


これ、古くからいろんなトライアルがあったようです。

有名なのは、ドイツ語の「シュトルム・ウント・ドランク」。

 ~18世紀ドイツの、古典主義や啓蒙主義からロマン主義への橋渡しとなった、

  感情を重んじる文芸運動。ゲーテやシラーに代表される。~

 ~直訳すると、「風と衝動」といった意味になります~

これを、疾風怒濤 と訳したのもの、でしょうか。

音(おん)が似ていて、なかなかカッコイイ。


いろいろ探してみると、この類はけっこうあって、

たとえば、倶楽部

ともに楽しむ部、と意味も通っています。

秀逸だと思うのは、五輪 かな。

オリンピックの音に似せて、あのマークに言い及んでる。

おもしろい「発明」ですよね。


いやいや、もっと昔からあるぞ。

ポルトガル語のパードレ(神父)を伴天連 としたのなんかが、そう。

天を伴う連中・・・キリスト教っぽくて、いいですよね。

ただし、イエスを耶蘇 としたのは、

あきらかに中国式の華夷思想的発想ですね。ちょっと違うな。

 ~吐蕃とか鮮卑とか身毒(インド!)とか、周辺をさげすむ、あの方式です~



そこで、です。

ぼくも作ってみようと思ったんだけどね・・・。

発表できそうなのは、2つしかないな。


まず、「ブギ」(Boogie)。舞戯 というのは、どうだろう?

ちょっと、感じがでたんじゃないかな、と思ってます。


それから、ピザとかの「トッピング」(Topping)。

これを、特品具 と表記してみました。

これ、意味もバッチリで、いい出来なんじゃないかな。


あとはね、これはどうかな、というやつがひとつ。

疾風怒濤にならって、激しいものを作ってみました。

それが、旧約聖書にある、「パンドラの箱」。

うっかり開けてしまったために、世界中に悪や疫病がはびこったという、あれ。

そいつを汎毒辣 としてみたんだけど・・・。

(なんか、昔の暴走族みたいだな)


これ、もっといろいろ作ってみようかな、と思ってます。

音に忠実ではなくとも、疾風怒濤のように、カッコイイのができたらな。

でも、昨今の長ーいカタカナ語、

コンプライアンスだの、タックス・ヘイブンだの、このへんの言葉が、

きちっと表記できたならば、

それこそ、カッコイイんだろうなあ。


挑戦してみます。

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。