Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

'08 正月CMを「広告批評」します! 1

2018/01/05

ちょっと遅くなったけれど、新年おめでとう!

ことしもよろしくです!


いま、コラム記事のほうは止まってしまっています。

(前にも言いましたが、新コンテンツ作成に腐心していることが原因です)

とはいえ、コンテンポラリーなCMについて触れるところがなくては、と思い、

できるだけこの708で、それをフォローしてゆけたら、と考えています。

でも、できるだけ、ですよ。

すぐに自分の趣味のほうに走っちゃうクセがあるもんで。


まあ、がんばってみます。



ということで、新年一発めは、表題のごとく、

三が日に見たCM批評、としましょうか。

まず、「ホメたい」もの3つ。


ひとつめは、NTTdocomo パフュームが出てるCM。

3人それぞれ、世界3都市で同時にダンスを踊って、

そのコラボを映像にまとめる、とういうやつですね。

けっこう、流れていました。


リアリティを求めた演出で、とてもわかりやすかった。

案外、ローテク技術なんじゃないかなあ、と思ったりもしたけれど、

なかなかいい出来だったのでは、と思います。


しかしパフューム、紅白では、

とんでもないところでパフォーマンスしていましたね。

アブナイよ、あれ。

でも、リアル映像なんだよね。

今田耕司さんがどこかの番組で、「現場が見えた」って言ってからね。



さて2つめ。それは、ダイワグループ AIの歌。

役所広司さんがプロのバンドマンを引き連れ、

アメリカ各地でステップ踏んで歌う、あれですね。


ストレートトークなんだけど、センスが抜群だな、と思いました。

まず、字幕って、おなじ内容を音で聴くより、ずっと入ってくる。

目で追わずにはいられないからね。

それとやっぱり、音楽がいい。熟練ミュージシャンの香りプンプンです。

さらに内容なんだけど、ダイワって物流の会社なの?みたいな、

受け手のこころに軽いさざ波を立てることにも、成功していますね。


こういうのが「表現」なんだ、と思います。

一方的な商品説明CMがあまりに多くなった昨今の状況のなか、

(コマーシャルではなく「インフォマーシャル」ばかりだからね)

広告主の要望をかなえつつ、

ここまでキチンとパッケージングして届けるやりかたを、

世の制作者は、ここから学んでほしい、と切に思います。


                (つづく・・・すぐ書きますよ!)



岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。