Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

外資系クライアントと、かく戦えり! 1

2016年03月05日
このエントリーをはてなブックマークに追加

ここまできたら、外資系クライアントのことにも、触れなきゃね。


取り上げるのは、BMWジャパン。

もちろん他に「日本マクドナルド」なんかも担当したけれど、

(いっとき、♪~おいしい笑顔 マクドナルド ってのがあったでしょ?あれ、ぼくです

何年か携わり、しかも制作責任者にさせられちゃった、みたいなこともあったので、

BMWの話がいちばんいいんじゃないかな、と思います。


そう、責任者なんです。ドイツから来た極東支配人と、丁々発止やるわけですよ。

もちろん、ぼくのニガ手な、英語でね。

どうしてそんなぼくに、白羽の矢が立ってしまったんだろう?

会社っていうのは、試練を与えてくれるもんですね、まったくね。


当時(1996年ころだったと思います)のBMWは、3・5・7・8のシリーズが揃い、

華やかなものでした。とくに5シリーズの「シルキー6」が高く評価されていましたね。

その5シリーズの広告づくりから入ったと思うんですが、

得意先との初顔合わせのとき、ぼくが力を込めるあまりに、

「5シリーズ、とくに自分のライフステージを考えると、525ツーリングが欲しいと思う。

なぜなら・・・」みたいな話を、滔々と語ってしまったのですよ。

あ、ここはもちろん、日本語で通しましたけど。

そしたら、そのドイツ人に気に入られたようで、一手に仕事を引き受けることに。


いや、イキオイあまって、ぼくは本当に525ツーリングを、買ってしまったのですよ。

いろいろコミで900万くらいだったと思うけど、まあ何とかなるかな、で。

もちろん、10年ローン組みましたけれど。


仕事のほうはといえば、まず新聞で、6ページだったかな、

5シリーズのマルチ企画をやることになったのでした。


たしか、こんな仕組みをつくったんだと思います。


     独想(BMW5シリーズの哲学) 

     独創(BMWならではのイノベーション・企業努力) 

     独奏(シルキー6のなめらかさ) 

     独走(そして、未来へ) 

              ↓ 

     BMW独演会(お近くのディーラーへ) 


とにかく、ドイツの「独」をつかいたかった。

それと、やはり当時のBMW5シリーズは、「走る歓び」。

週末は峠を攻める、みたいな、「男のギア」的存在、だったからね。

「独」の字が、こちらのほうから考えても似合ってるな、と確信したんです。


しかも、これはオマケの話なんだけれど、

新聞原稿になる被写体は、新車で買ったばかりの、ぼくのクルマ!

なかなか、テンション上がりましたよ。だって「モデル」だもんね・・・。





岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。