Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

つぎは「打ち合わせ」の話! 3

2016年05月10日
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この「打ち合わせ」なるもの、CDや中心人物のキャラによって、

やり方、すすめ方は、とにかく千差万別です。

 

ただ、共通していえることは、いくつかある。

 

まずは、「言ったもん勝ち」、ということ。

とにもかくにも、発言しなきゃダメ、なんですね。

バカバカしくても、思いつきでもいい。話に積極的に参加することが、たいせつなんです。

そのためには、できれば手ブラで来ないほうがいい。

リーダー格の人間なら、なおさらです。

前にも書いたけど、打ち合わせを支配するのは、声の大きなヤツ。

しゃべらないひとは、確実に置いていかれます。

 

それから、「ネガチェックはしない」があります。

これは、ぼくらの打ち合わせでは、暗黙の前提、のような気がしますね。

それぞれの発言には、愛をもって接する。

バカなこと言ったら、ツッこんでやればいいし、

ヒントになるようなネタが出たら、「それなら、こうしたほうが・・・」と、みんなでポジに磨いてゆく。

そういうふうに、会議は進んでいくものです。

まあ、ブレストのほんらいの姿、ということなんですけどね。

 

さらに、「参加人数はできるだけ少なく」がいい。

みんなが発言することを念頭に置けば、56人がベスト、でしょう。

大きな会議室に全スタッフをあつめ、2030人の打ち合わせ、ってのが、

ときどきあるんですけど、あれはほんとうに、ムダです。

発言に偏りができたり、「居るだけ」のひとがほとんどだったり。

打ち合わせの意味なんて、ないんです。

 

そしてもうひとつ、昔のエンドレス打ち合わせの反省から出てるんだけど、

リーダーは、時間をプロデュースせよ」です。

できるだけ短時間にまとめるほうがいい。そこは、腕の見せ所です。

経験上、2時間をひと区切りとする、がいいんじゃないかな。

それを超えると、どうしても集中力がとぎれてしまいます。

もし喫緊の課題があって、すぐに答を出さねばならないときは、

適当な時間をおいて、2コマめを始めればいいと思うのです。

 

その1コマめ、最初の「2時間」のつかいかた、なのですが、

ぼくはいつも、アタマ30分くらいをグッとリードし、

つぎの1時間は、参加者にその場で考えてもらい、発言を聴く。

そして残り30分でまとめる。そんなふうにやっている、と思う。

これが、いちばん効果が期待できる「2時間打ち合わせ」なのだ、と信じてます。

 

もちろん、そうするためには、自らが仮説をつくったうえで、会議に臨まねばならない。

手ブラでいって、他の人が考えたことを救い上げる、という方法もありますが、

ぼくは、そういうのはあんまり・・・時間が長くなるだけだと思うのです。

 

 

・・・なんてこと書いてたら、ああ、また打ち合わせが始まりそう。

ここんとこ、ほんとに立て込んでいるからなあ・・・。

 

でも、ホントのホントを言うと、

ぼくは、打ち合わせってあんまり好きじゃないんですよー。

ひとりでモクモク考えるほうが、性に合ってるんだけどなあ・・・。

 

 

 

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。