Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

「喫茶店」で、「一人ブレスト」 2

2016年05月19日
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その、喫茶店。

ある調査によると、全都道府県で、人口1人あたりの軒数がいちばん多いのが、

どうも大阪府、らしいんです。

そういえば大阪って、場末感ただようレトロな店がたくさん見つかる。そんな気がします。

でもね、入ってみてから、「失敗、出よう」というわけにはいかないんで、

外から慎重に店内をうかがって・・・まあ、はたから見ればヘンな行動、してるかも、です。


そんななか、北堀江の「フローリアン」とか、心斎橋商店街の「和蘭豆」とか(おっと、実名だ)、

わりとよく行くんじゃないかな。

それから、大阪ではないんだけど、

甲南女子大の帰りに立ち寄る、岡本の「春秋」。すっかり常連客と化しています。


もちろん東京でも、千歳烏山の「RASIKU」「南蛮茶館」・・・。

実名シリーズになってしまったけど、行くとこはいっぱいありますよ。



そう、その喫茶店での、たいせつな時間。

そんなルーティンワークが、やっぱりぼくのクリエイティブの源泉、なんだなあと思いますね。


ま、午前中なら必ず、新聞朝刊とスマホ、おおきな仕事ノートを持ち込む。

で、アイスコーヒーを飲みながら(真冬だろうが、必ず注文します)、

あれやこれやと、いろんな想いをめぐらすわけです。

ときには妄想状態にもなるし、2つ3つの仕事を同時進行で追い込んでいくことも、ある。

このコラムだって、喫茶店で生まれたものが何本あるか、って感じです。


いや、じつは、複数の案件を同時に、というのが、秘訣なんだ、と思いますよ、ぼくの場合。

ひとつのことだけに集中すると、どっかで必ずアタマがフリーズしてしまう。

でも、「これ、こっちに当てはめたら、どーなるんだろ」みたいなことがあると、

全体がむしろ活性化するんですね。

うん、経験上、二股三股は、じつに効率的、なのですよ。


こういう「同時進行」、時間を決めてやってみると、すごくフシギなんですが、

どれかに偏ってしまう、とうことは起こらない、もんなんです。

のこりの時間は、これをもうちょっとふくらましとこうか、みたいな「弱者救済」が、おのずと行われる。

なんか、アタマが自然にそうなっちゃうんです。


やってみると、きっとわかってもらえる、と思うんだけど、

この喫茶店という場づくりも、無理なく自分を追い込み、プレッシャーをかける方向に、

アタマを向かせる有用な手段、なのかもしれないんですね。


・・・そんなこんなで、ぼくの場合は、そうとうタネあかししちゃったけど、

そんなふうに、日々コピーや原稿書いてますよ。


みなさんも、自分ならではの場、ぜひ見つけてくださいね。

なにより、自分への「暗示」効果があるんだろうからね。






岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。