Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

女子大バナシ! 1

2016/07/06

さあ、通常の連載にもどらなきゃ。

でもねえ、持ちネタをけっこう披露してしまいましたなあ。

そんなこともあるんで、もどる途中に、ちょっと寄り道を。


そこで、ここのところの大事な仕事のひとつ、「女子大の講師」の話へと、舵を切ろうか。


通っているのは、甲南女子大学。

ここの文学部で、「コピーライティング」という講義を担当しています。

古くからの友人でもある教授に頼まれて、オモシロそうだ、とはじめたのが3年前のこと。

週1回、半期だけの講座なんですが、けっこうチカラ入れて、やってます。


メールで送られてくる課題を人数分チェックし、赤を入れ、講評を書きこむ。

それらをまとめたレジュメをつくる。講義用の資料を調べ、そろえる。

1人ひとりの「カルテ」をつくって、今後へのアドバイスなどを行う・・・。

こうやって、あらためて並べてみると、なかなかの仕事量、なんですね。

でも、楽しいほうが、ずっと勝ってるなあ。

「ぼくの経験や知見を、若いひとに伝えなきゃ」みたいな使命感が、ある。

じぶんの仕事・活動範囲を広げたい、といった気持ちもつよい。

まあ、いろんなモチベーションがあって、それがぼくを突き動かしてる、って感じですね。


受講生は、多くが2回生。ということは、40も年下ってことになる。

世代でいえば、2.5世代ちがい、だからね。ウチの娘より、10歳も若い。

そうなんです。そういう事実は、厳として存在するのです。

これをどう考えるか?


ぼくは、逆に「世代間ギャップ」なんて、まったく考えないようにしています。

そう、ギャップなんて、ないんです。

おなじ場所にいて、おなじ空気を吸ってる限り、ね。

ギャップがある、と思った瞬間、どんな話材を選べばいいのか、わからなくなってしまう。

コミュニケーションが遮断されてしまいますよ、世代を意識すればするほど。


それに、ぼくみたいな人間が、ぼくの同世代を代表してるなんて、まったく思わないし、

(気持ちは20代、体力は30代だと、勝手に思いこんでるけどね)

人数も少なく、学生と講師の距離がちかい授業なんで、

目線高くはゼッタイしたくないし、反対に、媚びるのもイヤだし・・・。


まあ、ぼくのやり方で、かなりフレンドリーなフンイキでやってます。

学生にも、そんなに嫌われたりはしていない、と思うけどなあ・・・。


そんな調子なんで、壇上で皆に向かって話すより、

学生たちと駄バナシするほうが、じつは楽しかったりするなあ。

なるべくそういう機会をつくろう、と心がけてたりするんだけどね。

彼女たちには、迷惑かも知れないけれど。


                    (つづく)

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。