Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

女子大バナシ! 2

2016/07/09

さて、くだんの「コピーライティング」。

 

ぼくの講義、ハマるひとにはハマるんだ、と思う。

でも、彼女らはおそらく少数派、いや、微々たる割合、なのではないか・・・。

これは、引き受けたときから覚悟してました。

じっさい、広告・ライター志望の受講生は、1割にも満たないんだろうな。

それが、宣伝会議などとの大きな違い、ですよね。

 

なので、ノウハウを伝授するというより、

コピーを書く楽しさ、充実感を味わってもらうこと。

そこまでしかできないんじゃないか、と思って、ぼくは臨んでいるんです。

 

もっとも、通年の講義であれば、かなり専門的なことも教えられるし、

受講生の成長も実感できるのでは、と思うけれど、

いかんせん半期だけでは、「さわり」しかできないんですね。

そこが、残念でならないな。

 

ただ言えることは、目をキラキラ輝かせて、ぼくの話を聴いてくれる学生が、

1人でも2人でもいるだけで、ぼくは、うん、頑張れますよ。

 

 

ひるがえって、ぼくの修業時代や、「としまえん」なんかをガンガンやってたころと、

今の広告状況とを比べてみると、

いかに「広告」というものの存在感が、日常生活のなかで薄れてしまったか、

痛感せざるを得ません。

まして、一行のコピーの及ぼす力についても、

「昔はよかったなあ」みたいなボヤキが、どうしたって漏れてしまう。

 

そんな中で、「コピーライティング」と題した講義をもつこと自体の、今的な価値ってなんだろう?

 と、いつも自問自答しながら、毎週あのキツい山道を登り下りしてるわけです。

 

あ、こんな書きかたすると、関西以外のひとにはわかんないかな。

甲南女子大学って、まあハッキリ言って、山の上のほう、なんです。

阪急岡本駅から歩いて登れば、25分くらいはかかるだろうか。

JR甲南山手駅からでも、15分、かなあ。

住宅街の坂道の側溝を、山から湧いた水が勢いよく流れる感じ、

ぼくはなんか、好きなんですよ。

それに、神戸の街や港の眺めは、すばらしいですよ。

すぐ近くの山の緑だって、いい感じです。

 

おっと、ちょっとした宣伝になってしまったね。


                                           (つづく)

 

 

 

 

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。