Room708
名づけて「直也の部屋」。 編集長が、プロフェッショナルな立場から、広告を語り尽くします。

岡田塾! 3

2016年09月01日
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そんなこんなで、「課題を出すの大好き」塾長の、ぼく。

 

じつは、どこでも出しちゃう定番、ってのが、あるんです。

それは、15字以内で、「大人」を再定義せよ、というもの。

 

ただし、「子どもが心身ともに大きくなる」「責任を負う立場になる」、

「守るひとができたら」みたいな、辞書的な説明や、

世間でよく言われているような、アタリマエなものは、NG

あくまで自分オリジナルな発見を求めるものなのです。

 

制限字数内なら、どんな書きかたでもOK

ガチッとした規定でも、つぶやきでも自虐でもいい。

トーン&マナーも、各人に任せます。

 

これ、ぼくにとっては、個性をみる絶好の機会、なんですね。

げんに、例の「岡田塾」の入塾課題にもなっているところもあります。

 

では、忘れがたい優秀作の数々、ちょっとご紹介。

 

宣伝会議 コピーライター養成講座では、

 ・塩で食う人。

  ・・・これには、思わず膝を打ちました。

    焼き鳥は、塩のほうが美味い。上等の和牛ステーキだって、  塩とワサビが最高! 

    こういう答を、期待しているわけです。

 ・アレトーーーク!

  ・・・「アレ」って、ぼくはてっきり、エロい話かと思いきや、

    本人いわく、「ほらアレ、なんだっけアレ」みたいなことのようで。

 ・子どもの夜道を照らすペンライト。

  ・・・「ペンライト」が秀逸。灯台みたいに、立派なもんじゃない。

    心許なく、狭い範囲なんだけど、懸命に照らしてあげる。それが、親というもの。

    ベストな単語のチョイスが、できました。

 

札幌岡田塾では、

 ・保湿と保身。

  ・・・これはもう、説明の必要なし。女子ワールドです。

 ・自分の声の大きさを知っている。

  ・・・上手な言い回しです。それを利用するか、自制するかは人それぞれ。

 

いっぽう、甲南女子大学では、

 ・別れと出会いのループ。

  ・・・何があったんだ女子大生? って感じですね。

    しかし、中島みゆきの「時代」みたいだなあ。

 

さらに、つい先だって講演の機会があった、国土交通省では、

 ・年の数だけ分かれ道。

  ・・・これも「分かれ道」がいい。選択肢、としなかったのが、いい。

    つまり、自分の身の処しかたによって、成功も転落もありうる。

    いい発見だな、と思います。

 

という具合です。どれも味わい深い。そう思いません?

 

                    (つづく)

 

 

 

岡田直也
1955年東京生まれ、札幌育ち。
現在の本拠は大阪・南堀江。
東京・大阪・札幌各コピーライター
ズクラブ会員、エンジン01文化戦略
会議会員、甲南女子大学講師。
各地に私塾を開催、若手の育成にも
力を注ぐ。また年に一度のライブに
命を燃やすミュージシャンでもある。